◆令和7年度の始まりにあたり ご挨拶

 ◆令和7年度の始まりにあたり◆ ご挨拶

 「風雪に耐えて猛進せよ」

                    ~真っ白なキャンバスにデザインしよう~


 北海道上川高等学校ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 本校は、昭和27年(1952年)に北海道旭川東高等学校の上川分校として開校し、74年の歴史を重ねてまいりました。これまでに5100名を超える卒業生を輩出し、全国・全道で各界において活躍しております。

校訓「風雪に耐えて猛進せよ」には、厳しい自然環境の下でも共に歩む他者の心を感じとり、困難に立ち向かう時、「お互い様」の精神を大切にして希望を持って前に進むという願いが込められています。

 そして、この校訓のもと、平成14年に北海道初の「連携型中高一貫教育」に取り組み、23年目を迎えます。また、令和2年度からは、上川町との連携による「上川高校魅力協議会」が設置され、「対話重視型」による上川高校の魅力化を上川町の方々の協力を得ながら進めています。

上川町には北海道有数の地域資源(ひと・もの・こと)があります。

 上川高校の特色ある教育活動は、「地域を知り 地域から学び 地域を創る」ことを目標として、大雪山や石狩川に囲まれた自然のフィールドで思う存分に学びを深めることができるということです。石狩川の水質調査や上川町を理解するための郷土理解野外活動、シャトルバスネイチャーガイドなど、他の高校では学ぶことができない取組をしています。

 また、学校だけではなく、上川町のおとな達からの学び。自ら課題を解決する力。探究する力を身につけることもできます。そして、上川町からのご支援により、海外研修を実施し、環境学習や異文化研修ができるという、北海道を見ても素晴らしい体験型学習をすることができます。

このように、何事にも情熱を持って取り組み、その質の高い教育活動は、地域の関係機関の皆様から、高く評価されているところであります。

これらの資源(宝)を活用した多種多様な体験活動を通して、生徒自身が高校3年間で真っ白なキャンバスを自分自身でデザインするために必要な資質・能力の育成に取り組んでいます。

生徒の成長を見守りながら、「地域の 地域による 地域のため」の高校として、魅力ある学校づくりに誠心誠意努力してまいりますので、温かいご支援とご協力をお願いいたします。

 

上川高校が育成を目指す資質・能力 「KAMIKAWA(かみかわ)」

「KAMIKAWA(かみかわ)」

         目指す資質・能力        学校教育目標

  A(か) 値の理解 主体性     《誠実》 正しい判断

  I(み) 知の能力 非認知能力   《貢献》 自他の尊重

  A(か) 謝と創生 地方創生と郷土愛《健康》 明るい生活

  A(わ) かる喜び 知性      《自律》 自ら学ぶ
 

                        令和7年4月1日  北海道上川高等学校長 近 藤  伸